新宿梁山泊第27回公演/唐十郎初期作品連続上演
<文化庁・日本芸術文化振興会舞台芸術振興事業助成公演>
30年の時空を越え、大久保鷹vs金守珍で鮮やかに蘇る 唐十郎初期作品、珠玉の二作!


作/唐十郎 演出/金 盾進


浜松:3月2日(土)/浜松市福祉文化会館
    18:30開演
大阪:3月5日(火)・6日(水)/扇町ミュージアムスクエア
    19:00開演
東京:3月13日(水)〜24日(日)/芝居砦 満天星
    (月)(火)休演/平日19:00開演/
    (土)14:00・19:00開演/(日)(祝)13:00・18:00開演

飛騨国府:3月30日(土)・31日(日)/国府町民会館
    (土)18:30開演/(日)14:00開演


唐十郎作品の原点ともいうべき「愛の乞食」「アリババ」。その物語性は、時を経ても色あせる事なく、普遍的なロマンを含んでいます。
今回はその作品を再演というものではなく、作品に潜む新しい物語を掘り起こし、梁山泊版「愛の乞食」「アリババ」に生まれ変わらせました。
状況劇場初演時に本作品に主演した大久保鷹が、30年経った今、オリジナルキャストで蘇る。

◆愛の乞食◆
◆アリババ◆

都内の公衆便所、ここは深夜になるとキャバレー「豆満江」(ズマンコウ)になる。かつては海賊として名を馳せたが、今は社会の隅にひっそり隠れ住む男達の溜り場となっていた。もはや出発すべき船も海もなくし、燻る彼等の元に、「曼珠沙華」という名の少女が現れる。彼女はオウムを肩に乗せた片足の男を待っている。彼と共に遠く海の彼方に旅立つ事を夢見ている。あどけない少女に男達は、かつて海賊として大陸を荒らし回っていた時に出会った一人の女の面影を見出す。彼等もまた、伝説の海賊ジョンシルバーを待ち続けていた。そんな彼等の所にやってきたのは・・・。

大久保鷹、新宿梁山泊総出演で、裏ぶれた公衆便所から、荒涼たる満州の大平原へ、波濤逆巻く国境の大河「豆満江」へと、時間と空間を飛び越えダイナミックかつ叙情性豊かに繰り広げられる幻想スペクタクルロマン!

ある町のアパートの一階にひっそりと暮す夫婦、宿六と貧子。宿六は高速道路を駆け抜けて行ったという黒い馬の事ばかり夢見ている。そこへ一人の老人が訪ね、馬を連れて来たと言うが、それは不思議な子供達が曳く赤い馬だった。どんな黒い馬もここに来ると皆、赤くなってしまうという、その町とは・・・。
雨の夜、深い闇の中から、遠く忘れ去られた者達が、優しく戸を叩く・・・。

大久保鷹、金守珍主演で、唐十郎の不朽の名作が新たなる物語となって蘇る。

アリババ CAST

女:三浦伸子
男:大久保鷹
老人:金 守珍
児:小檜山洋一
  マシュークロスビー
  原 昇
  松岡哲永
  尹 秀民
  堀田 誠
  沈 友信
老婆:A李 秀子
   B梶村ともみ
女たち:A近藤結宥花
    渡会久美子
    岩村和子
    李 秀子
    沖中咲子
    草野小夜架
英子:近藤結宥花

愛の乞食 CAST

ミドリのおばさん実は元海賊の尼蔵:金守珍
生命保険屋田口:A原 昇
        B近童弐吉
刑事(元海賊)馬田:小檜山洋一
刑事(元海賊)大谷:大貫 誉
イザリのチェチェチェオケラ:マシュークロスビー
少女万寿シャゲ:近藤結宥花
ザ・ガードマン:A松岡哲永
        B尹 秀民
復員兵の男:堀田 誠
酒場の女:李秀子
     渡会久美子
     岩村和子
     沖中咲子
     草野小夜架
警官:堀田 誠
   A尹 秀民
   B松岡哲永
   沈 友信
一本足の憲兵:大久保鷹

STAFF

舞台監督:村松明彦+ZEST
照明デザイン:泉 次雄+F.STAFF.rise
照明オペレータ:齋藤守之・荒沢寛子
        梶村ともみ・原 昇
舞台美術:大塚 聡+百八竜
振付:大川妙子
殺陣:佐藤正行
劇中歌作曲:小室 等・大貫 誉
宣伝美術:デザイン 姜 尚仁
     画 梶村ともみ
制作:新宿梁山泊事務所
協力:黒いスポットライト
   暁建築研究所