作/唐十郎 演出/金 盾進

ガラスの子宮を持つ少女、雪子
雪子を求め彷徨う兄、田口。

「あのオテナの塔に行ってごらん」

  

唐十郎初期戯曲の名作「少女都市」。
それをもとに状況劇場若衆公演として生まれ変わった
「少女都市からの呼び声」を新たに新宿梁山泊が上演。

  

次から次へと変貌していく舞台と役者、
ラストに流れる10万個のビー玉。
常に話題を呼ぶ代表作となる。
 

 
   初演当時(1993年)の  NY公演時(1999年)の
   フランケ醜態(金 守珍) フランケ醜態(金 守珍)

雪子の部屋も6年を経て変わり続ける。
 
1993年

 
1999年
 
 

少女都市からの呼び声 軌跡

1993年

 3/  6〜14 於・東京/HARUMIドーム21
                  9/29              浜松/浜松市勤労会館Uホール
10/  8〜11    大坂/伊丹アイ.ホール
10/16〜17    飛騨/国府町町民会館
 
10/28〜11/23 下北沢ザ.スズナリ
文化庁芸術祭賞受賞

 '93 朝日新聞

あふれ出る無数のビー玉が
舞台をうめ尽くすその幕切れは、
「アングラ」にこだわり続ける劇団の、
時代への『逆襲宣言』とも見えた。

 
'93 愛媛新聞
「新宿梁山泊」の芝居はいつも挑発的だ。

'93 統一日報
夢とロマンと人間的な生々しさを
不確実な世界の中に描き出していく、
映画を見ているような舞台だ。
 


1994年

フランス公演

7/20〜23 於/フランス サールベノア12世
アビニヨンフェスティバル参加

'94 Le Monde
新宿梁山泊は、今日の日本にとって、
小さいながらも確実な革命の表れである。

1995年

カナダ公演

10/12〜17 於/カナダ デュモリエールシアター
トロント現代日本芸術祭参加


'95 The Globe and Mail
この作品が描こうとしているのは、個別のエモーションでは無く
壮大なスペクタクルなのだ。

'95 The Toront Star
度胆を抜くスケールで、手放しで楽しめた。

1996年

カナダ凱旋公演
2/2  於 浜松/フォルテホール
2/6.7    静岡/メディアホール

1999年

ニューヨーク公演

9/29〜10/2 於 ニューヨーク/ジャパンソサエティ

NY凱旋公演
12/9〜12 於 下北沢/本多劇場

 
 

'99 JAPAN TIMES
押し寄せるビー玉の津波はガラスの子宮が砕け散ることだけではなく、
我々が通常、当たり前の事として受け止めている、生活のシュール性を
認識させるための、ウェイクアップ.コールを象徴しているとも受け取れる。

'99朝日グラフ
スリリングな舞台運びに、客席からは笑い声も聞かれ、
さまざまな人種が共存するアメリカの舞台で、アングラ芝居
の醍醐味がストレートに伝わった瞬間だった。

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